はじめに
ピープル大学へ提出する課題は、APAスタイルという、アメリカ心理学会(APA: American Psychological Association)が定めた論文書式で書く必要があります。
この記事では、初学者がAPAスタイルでピープル大学の課題を書くために、役に立つ情報を取り纏めています。
まずは動画で全体感を知る
UoPeopleでのAPA 7スタイルは、パデュー大学のオンライン・ライティング・LAB(Purdue OWL)を参照するように推奨されており、サンプルフォーマットは、APA STYLEのSample Papersからダウンロードできます。
尚、Purdue OWLは情報量が多いので、まずは動画で全体感をつかむことをお勧めします。
以下の動画は、最初にWordでAPA 7書式を作る方法から引用の種類、Referenceリストの書き方まで、ピープル大学の課題作成に必要な情報が、15分位でコンパクトにまとめられてます。
ピープル大学の独自ルール
ピープル大学のAPA 7書式で、一般的なルールと異なりそうな箇所は以下の3点です。
- Written Assignmentでは、タイトルページに自分の名前を書かない。
- Running Head(各ページ上の欄外見出し)は不要
- ReferenceリストのURLに “retrieved from “は不要
ピープル大学の課題は、生徒同士がお互いの課題を評価しあう、ピアレビューという仕組みがあります。
ピアレビューは匿名で行われるのが基本なので、MBAコースのWritten Assignmentでは、タイトルに自分の名前を書かない事になっています。
情報収集と並行したリファレンス作り
課題は様々なネットや文献情報を参照しながら作成する事になりますが、それらReferenceリストに記載する資料の情報を、後からAPA 7のReference形式に整理していくことは、なかなか面倒な作業となります。
そのため、私は気になる情報はBibcitationというツールを使い、都度APA 7のReference形式で保存しています。
Bibcitationは、URLからAPAスタイルのReference形式のテキストを出力してくれるサービスです。
Chromeにプラグインもできるので、ネットリサーチと並行してReference候補も蓄積していくと、後で課題を書くときに楽になります。
引用の割合はどの位が適切か?
ピープル大学のMoodle(オンライン学習プラットフォーム)には、Unicheckという剽窃チェッカー(Plagiarism Checker)が組み込まれており、このことはピープル大学のHow University of the People is Fighting Plagiarismにも記載があります。
剽窃の疑いをかけられないよう、資料を参照して書いた情報には、適切に文中引用(in-text citation)する必要がありますが、「迷ったら引用」と推奨されているので、最初は引用だらけになり、引用比率が気になると思います。
しかしながら、引用が多いと指摘されるよりも、引用せずに剽窃(Plagiarism)と判定される方が怖いので、最初のうちはあまり引用比率は気にせず、迷ったら素直に引用される事をお勧めします。
ご参考までに、適切な引用の比率は科目やコースインストラクターにより異なるようですが、私が受けたコースでは、マーケティングでは引用の比率は25%以内と指導され、アカウンティングでは10%以内と指導されました。
これら資料を引用のする、しないの判断や適切と思われる比率は、いくつか書いていくうちに、自分なりの肌感覚が次第に身について来ると思います。